地元での消費を中心にした製造を行っていましたが、近年は県外への出荷を念頭にした酒造りを行っています。
更に令和元年醸造から、蔵内の体制が変わりました。
長男である新平さんと弟の彰平さんの二人が中心となって造りにあたります。
ラベルも昨年から一新をされています。
元坂さんからの新酒の第三弾は伊勢錦を使用した純米酒を生原酒での詰口です。
伊勢錦の純米酒は山廃火入では製品化をしていましたが、正式な物としては初めての試みとなります。
速醸酛を三重酵母MK-1で醸しています。
現在は蔵の体制を一大改革中の元坂酒造さんですが、そのテコ入れの一つとしての目標が全量伊勢錦での生産体制です。
まだまだ数としては及ばない状況ですが、今の製品構成の主幹となるスペックのものを伊勢錦で挑戦することにより、何れは達成を目指す全量伊勢錦での仕込みを準備しています。
穏やかな香味の優しい甘みをしたお酒です。