蔵は山形県鶴岡市にあり、年産400石程の生産量です。
昔ながらの甑で米を蒸し、ほとんどの行程を手作業で行い、お酒を搾るのも全て槽で行います。
出来上がったお酒は炭素濾過せずに瓶詰めされます。
出来上がるお酒は、穏やかな吟味を含む柔らかな飲み口を備えます。
飲み頃を迎えるのも遅く、若いうちには素っ気ない感じさえします。
ほど良い熟成を経たお酒は、少し温めると味わいに膨らみが出て余韻の長いお酒へとなります。
阿波産山田錦を使用した純米吟醸酒です。
低温でゆっくりと熟成させることで、酸に広がりが生まれふくよかな味わいとなっています。
熟れた果実を感じさせ、温めると甘みが増してバランス良く纏まります。
22BYから山廃仕込みのお酒となりより一層のふくらみを感じます。
写真は一升瓶のものを使用しています。