一昨年に試験発売をされたKINOシリーズが三年目となります。
(写真は2021を使用しています)
伊勢錦を復活させるなど農業の営みを重視してきた元坂酒造さんでは、よりラディカルな形で土に向かう時間へと活動のウエイトをシフトさせています。
その最初の試みとして、昨年は自社田にて無農薬と無肥料で栽培をした伊勢錦を用いて、ファーストヴィンテージとなるKINOのリリースでした。
今季からは更に契約栽培農家から慣行栽培により収穫されたものなどをセカンド的な位置付けとして製品化し、蔵のある柳原の地での伊勢錦の栽培とその醸造を推し進めていく方向を目指しています。
また、このKINOでは数十年ぶりに生酛造りを復活させ、より蔵のある自然環境を取り込む形での製品化を行っています
今回はようやく当店へも取り扱いが始まりました。
価格は従来の元坂さんによる伊勢錦のお酒よりも少し高い定にはなっていますが、農業従事者への還元を重視し、サスティナブルな営みを安定させられるようにとの考えからです。