社長である奥藤利文さんが自ら杜氏を勤めます。
少量ながら目の届く範囲のお酒を丁寧に醸しています。
社長さんは蔵元の生まれだったとはいえ、お酒造りに関してはほぼ素人同然で30歳過ぎからお酒造りに携わるようになったそうです。
前杜氏が引退されてからは、知り合いの蔵元などに助言を求め、日々向上心を持ったお酒造りを行っています。
年々地元で飲まれていた普通酒の生産量は減る一方だそうですが、県外等の地酒愛好家向けの特定名称酒は少しづつ増えてきているそうです。
現在は息子の奥藤勘さんも現場に加わり、親子で造りに励みます。
今後が楽しみな蔵元です。
このお酒に用いらている夢錦は地元の上郡高等学校の農業専科の生徒さん達が課題の一環として栽培をしています。
奥藤さんでの仕込みにも体験学習にきています。
フレッシュな瑞々しいテイストでやや甘やかな純米酒として仕上がっています。