篠峯のお酒の最大の特徴は柔らかさにあると思います。
蔵元の堺哲也さんは、軟水である仕込水の特性を活かしたお酒造りを最近特に強調しています。
現在も蔵では、生活水を含め水回りは全て井戸水でまかなっています。
この雄町で仕込む純米吟醸酒には「凛々」という小印がついていますが、もう一つ小印を持つお酒である山田錦を用いた「遊々」とで、篠峯のお酒の両輪と位置付けられています。
9号酵母の可憐な香りと、軽い甘さと優しい酸味にまとめられた軽やかなボディが飲み飽きしない仕上がりとなっています。
写真は2022年度のものを使用しています。