ワインでは原料が産地の個性と強く結びついています。
一方で遠方への移送が可能なお米は、原料の産地の個性はやや後退し、醸造を行われる地域の結びつきが強くなります。
竹鶴さんでは主に広島県産のお米を使用し、辨天娘さんでは若桜町のお米のみでお酒造りをしてきました。
今回の企画は両者が主に使う原料米を交換して仕込んだものになります。
太田さんでは広島県産改良雄町を使用しています。
製造は生酛造りを酵母無添加にて行いました。
仕上がるお酒にはお互いのお酒のニュアンスが見え隠れし、それぞれの味わいがシンクロするような不思議な感覚を呼び覚まします。
温めてお召し上がりください。