岡山県真庭市にある御前酒蔵元辻本店です。
真庭市にある二蔵の辻本店さんと落酒造場さんで仕込水を交換して醸造するというプロジェクトが立ち上げられています。
先行して落さんところで辻さんの仕込水を使用したお酒がリリースをされていましたが、今度は落さんの仕込水を用いて辻さんで醸したお酒が登場です。
雄町米を原料に菩提酛による仕込みは硬水となる落さんとこの水を用いるとやはり発酵が旺盛だったようです。
その辺りはこの二蔵を含む真庭の発酵チームの活動を報告する「まにわ発酵’s」さんのfacebookページでもレポートがあります。
https://www.facebook.com/maniwahaccos/
実際に飲んでみると、含み香のアタックが落さんところのお酒のフレーバーがやってきます。
次第に辻さんところの菩提酛の軽やかな酸のニュアンスに包まれますが、余韻に続くドライ感はこれまた今までの御前酒にはあまりなかったシャープさがあります。
水を換えただけとはいえ、日本酒の8割以上はその水でできていますから、道理のままに個性が表れていますね。
今回は四号瓶のみの発売となります。