定番のお酒である美作の菩提酛仕込みのプロトタイプです。
香味は控えめに、酸を感じさせるやや辛口仕上がりとなっています。
岡山県真庭市勝山116
株式会社辻本店
杜氏:辻麻衣子
品目:清酒
内容量:1800ml
アルコール度数:16%
米・米麹/岡山県産雄町米65%
菩提もと/9号系
無濾過(にごり有)/火入れ済み
日本酒度/酸度/アミノ酸度
岡山県真庭市にある御前酒蔵元辻本店です。
地元岡山県赤磐産の雄町米を使い、辻麻衣子が醸します。
菩提もとは生もと系酒毋の一種で、もと立ての時に天然の乳酸を取り込む仕込方法です。
古来より奈良にある菩提山正暦寺で行われていた方法で、江戸時代に記された童蒙酒造記にその記載が見られます。
前杜氏の原田さんが始めた菩提酛を現在は蔵の中心コンセプトに据えて取り組みます。
辻さんの菩提酛は当時に安全性が不安視されていたものを原田さんオリジナルのスタイルで進化をさせたものです。
菩提酛由来の酸味が乳酸系飲料の爽やかさを添え、甘めに仕上げらた味わいながらさっぱりとした飲み口になっています。
菩提酛を濃醇な味わいのお酒ではなく、モダンなスタイルを目指しています。雄町米を用いてほのかに酸を感じさせながらもすっきりとした味わいです。
菩提酛は室町期から続く日本酒造りの一つです。奈良県にある正暦寺でその歴史が伝わるプリミティヴな醸造方法です。それを現代で再び行うことは古いものへの回帰というよりも新しい何かへの希求からの挑戦であるとも言えます。天然の乳酸菌を取り込むのは生酛造りの原型ではありますし、また「そやし水」を取り分けて使うのは速醸酛に近いと言えるかもしれません。
辻さんで仕込む菩提酛は醪を三段仕込みで立てドライに仕上げています。