篠峯 凛々純米吟醸うすにごり生原酒 2024BY 1800ml 千代酒造 [010180024120143]
篠峯 凛々純米吟醸うすにごり生原酒 2024BY 1800ml 千代酒造
[010180024120143]
販売価格: 3,100円(税別)
(税込: 3,410円)
クール便(冷蔵)代が必要になります。
在庫数 3点
篠峯のお酒の最大の特徴は柔らかさにあると思います。
蔵元の堺哲也さんは、軟水である仕込水の特性を活かしたお酒造りを最近特に強調しています。
現在も蔵では、生活水を含め水回りは全て井戸水でまかなっています。
この雄町で仕込む純米吟醸酒には「凛々」という小印がついていますが、もう一つ小印を持つお酒である山田錦を用いた「遊々」とで、篠峯のお酒の両輪と位置付けられています。
9号酵母の可憐な香りと、軽い甘さと優しい酸味にまとめられた軽やかなボディが飲み飽きしない仕上がりとなっています。
岡山県瀬戸町産(赤磐)の雄町米を使用してスケールアップした味わいに進化しております。
こちらはうすにごりでの詰口となります。
蔵元の堺哲也さんは、軟水である仕込水の特性を活かしたお酒造りを最近特に強調しています。
現在も蔵では、生活水を含め水回りは全て井戸水でまかなっています。
この雄町で仕込む純米吟醸酒には「凛々」という小印がついていますが、もう一つ小印を持つお酒である山田錦を用いた「遊々」とで、篠峯のお酒の両輪と位置付けられています。
9号酵母の可憐な香りと、軽い甘さと優しい酸味にまとめられた軽やかなボディが飲み飽きしない仕上がりとなっています。
岡山県瀬戸町産(赤磐)の雄町米を使用してスケールアップした味わいに進化しております。
こちらはうすにごりでの詰口となります。
他の写真
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篠峯を醸す千代酒造の蔵は、奈良県と大阪府の県境ある金剛山系の一つである葛城山の麓にあります。金剛山の名前が世間一般にはよく知られ一番有名ですが、子供の頃からしばしばハイキングに訪れることが多かった葛城山の方に特別な親しみを覚えます。一番良い季節と言えば頂上付近に咲くツツジの花が見られる初夏の頃ですが、秋にはススキも美しく、冬の雪化粧の頃も簡単な装備で登れますし、一度なんかはヘッドランプの明かりで夜間ハイキング等もしました。他に誰も登る人もいない山道に、樹々の切れ間から差し込む月明かりが澄んだ青みを帯びた光をしていて、夜の闇の怖さよりも静けさが凛とした気持ちにさせ、土を踏みしめる音と一緒に登った連れの口から漏れる息づかいが重なり、見上げた夜空に浮かぶ月がとても美しかった記憶が今でもあります。葛城山は修験道の開祖と呼ばれている役小角が若い頃に修行をした場所と言われており、ゆかりのある「行者の滝」等の地名が残ります。また、その葛城山には弘法大師が天竺にある同じ名の滝に因んでつけたと言われている「櫛羅の滝」と呼ばれる場所もあり、その櫛羅という名前から蔵のある櫛羅という地名は来ているようです。明治になって廃藩置県で藩政が廃止されるまでは、櫛羅藩が辺りを治めていたそうです。
千代酒造は同じ奈良県にある百楽門を醸す蔵元「葛城酒造」さんから昭和10年に分家独立しました。現在杜氏を勤める吉田さんは千代酒造に入社して50年、現代の名工にも選ばれており、全国清酒鑑評会でも何度も金賞の受賞歴があります。そして、何と行っても欠かせない存在が、現在専務を務める堺哲也さんです。蔵に来て10年になりますが、それ以前の仕事はワイン屋さんでした。そこでの経験が生かされているのか、現在千代酒造では限定流通商品として「篠峯」のブランドを出していますが、その延長線上にあるのが、自家栽培した山田錦を使って醸す「櫛羅」ブランドです。ワイン造りはその特性故に畑での葡萄造りがその品質の善し悪しを決定づけます。米で出来る日本酒もワイン程ではないにしろ農産物である以上その品質は重要となります。いいお米を手に入れるのはもちろんなのですが、堺さんを先頭に蔵で取り組んでいるのが、自らいい米を作ることへの挑戦です。これは何もここの蔵だけのことではなく全国てな取り組みとも言えるのですが、杜氏を含め酒造りの仕事が季節限定の出稼ぎ労働であった時代には、蔵人が夏場にしていた仕事が米造り等の農作業であったはずなのです。単に技術面だけでなく、一年を通じた生活を含めての伝統的な酒造りへの回帰とも言えるのでしょう。
仕込みに使う水は葛城山の伏流水でやや軟水です。米はほとんどが酒造好適米を用いています。一部自社酵母を用いることにより、香りにはこの蔵特有のものがあり、後味はすっきりしていますが、口中でのボディはしっかりと感じれる物が多いです。