京の春・伊根満開(向井酒造)

「海に最も近い酒蔵」と呼ばれている「京の春」醸造元の「向井酒造」さんは、京都府与謝郡伊根町にあります。
仕込み蔵は穏やかな伊根湾をぐるりと巡る舟屋の一画にあり、漁師町の酒として150年以上もお酒造りを営んでいます。
その蔵のある風景や佇まいに魅せられ、お付き合いは十年足らずですが、ほぼ毎年のように蔵に足を運ばせてもらっています。

社長を務めるのは五年ほど前に蔵に戻ってきた「向井崇仁社長」です。
東京農大を卒業し、埼玉県の神亀さんで修行をされていました。そして杜氏はといえば、蔵の顔ともいうべき存在の蔵娘である「向井久仁子」さんです。
皆から「クニちゃん、クニちゃん」の愛称で呼ばれ、これまた蔵の代名詞となった「伊根満開」の開発者でも有ります。
そんな久仁子杜氏も東京農大出身で、学生中は日本酒の新ジャンル開発を研究していたそうです。
毎日毎日とアイデアを絞って様々な試みをしていた経験が今の蔵の多彩なラインナップにつながっているのでしょう。

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